フィルミケルソンとジムマッカイのラウンド中の会話 TOP10
2012年の記事からだけど…
ほほえましい自由な会話ねぇ。
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①
ボーンズ:おい、あれを見ろ。あのバンカー左にいる黄色いシャツを着た男がいるだろ。あそこから二歩分くらい右だ。
フィル:OK、そこが狙うべきラインってこと?
ボーンズ:違う違う、あれシャツマジでいいなと思って。
②
ボーンズ:結構いいレイアウトじゃないか?
フィル:ああそうかも。ハーフ終えるにはふさわしいかもね。10番側に打ち込めば、君はバッグを置いてホットドッグでもかってゆっくりすればいい。次のティーショットで急ぐ必要ない。
③
フィル:なんか機嫌悪そうだな。
ボーンズ:ふと20年キャディをやってることについて考えててね。一度でもあんたが手引きカート使っていいよって言ってくれれば最高だなって思って。
④
フィル:安全策はなにがあるかな。
ボーンズ:安全なのは今はまだ帰らずに渋滞が落ち着くのをまって、裏道を使ってホテルに帰ることよ。
⑤
ボーンズ:なんでここで4番アイアン抜くんだ?
フィル:このクラブしかいい感じのイメージが出てこないんだ。ほらあの木を低いフックで巻いて、一回バウンドしてあのポールに当たって、グリーンの右に立ってる観客の短パンの前で落ちるんだ。
⑥
フィル:明日は紫のシャツがいいかな?
ボーンズ:いや明日は青いシャツのほうがいいな。ズボンはストライプの入った黒いやつ。紫は日曜にとっておけよ。
フィル:最高だな
⑦
フィル:そろそろ試合前の音楽リスト変える必要があるなって考えてるだけど。
ボーンズ:ハァ?オフスプリングの「Pretty Fly (For A White Guy)」は永遠の名曲だろうが!
⑧
ボーンズ:何考えてる?
フィル:まだ悩んでるんだ。ほら俺って「Five guys」(ハンバーガー店)が好きじゃん?だけどこの周りにはいい鮨レストランもあるし…
ボーンズ:いやクラブ選択のことなんだけど…
⑨
フィル:一つ怒らないで聞いてほしいんだが…
ボーンズ:もちろん。
フィル:時たま。本当に時たま。俺がジムでトレーニングしてるって言うとき、本当は家で自分の勝ったマスターズのハイライトを見てるだけのときもあるんだ。
⑩
フィル:ああ、クソ!
ボーンズ:気にすんな。このホールで取り返せる。
フィル:ちがうちがう、アーミー(奥さん)に「バチェラー」(ドラマ)のDVD持ってくんの忘れたんだよ。マジで馬鹿だ!
フィル・ミケルソン 25年連れ添ったキャディとコンビ解消!
Phil Mickelson, caddie Jim "Bones" Mackay part ways after 25 years - Golf Digest
文章を見る限り、リディアコみたいな感じではなく一安心。
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もし今後フィルミケルソンがキャリアグランドスラムを達成することになったとしても、それは「別のキャディ」とともに達成することになる。
20日火曜日に、フィルミケルソンとジム”ボーンズ”マッケイは連名で、今後は路を分かつことを発表した。
マッケイがミケルソンのキャディを始めたのは、ミケルソンがプロ転向した1992年であり、そこから25年間ともに歩んできた。とりわけ5度のメジャー優勝と11回のライダーカップ出場を含む41回のPGAツアー優勝記録は特筆すべきであるし、二人の会話の妙(別記事で記載予定)から生み出される関係性をとっても伝説級のものだった。
ミケルソンの弟であるティム(ジョン・ラームのエージェントでもある)が今期の試合は代わりのキャディをおこなう。またティムがボーンズが病気になったWGCチャンピオンシップの際に代わりのキャディを務めたが、それによりボーンズはジョン・ラームのバッグを担ぐことになるのではないかと噂されたが、それについてはジョン・ラーム本人が否定している。
二回にわたり膝の手術を行っているボーンズの今後については、別のプロのキャディになるかテレビ解説の仕事をするのかといわれている。
テレビ解説について2015年のRSM選手権で行った際の評判はかなりいいものであった。
以下ボーンズのコメント
「25年間はあっという間でした。フィルと私はそれぞれの道を歩むことを決断しました。私は常にフィルの輝かしいキャリアの証人として一緒に入れてことを光栄に思います。
1992年にフィルが私を雇ったとき私には一つの夢がありました。それはライダーカップでキャディをするということです。フィルは11年連続のライダーカップ出場しつづけました。私はもっとも近いところで見れるという最高の体験が出来ました。
フィル以上のゴルファーはいないと信じています。彼のゴルフは今でもトップレベルにあり、次に彼が勝った時(マスターズに違いない)私は真っ先に祝福するでしょう。」
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娘の卒業式で全米見送りのフィルミケルソンのために、学校へ日程変更の署名が!
オチがバカニュースっぽくて好き。
本人は余計なお世話だっておもってるだろうな…
有名な署名サイト「Change.org」でフィルミケルソンが全米でプレーできるよう、娘さんが通っている学校に日程変更を呼びかけるページが立ち上がっている。
フィルミケルソンはすでに娘の高校の卒業式のため、全米への参加は見送ることになるだろうと宣言している。娘のアマンダさんは卒業生代表として式の中でスピーチをする予定。
このページを立ち上げたのはPGAプロで49カントリークラブのヘッドインストラクターでもあるデレック・デメンスキーだ。
見出しは「フィルミケルソンとゴルフのために!日程変更のお願い」
文章は以下の通り
「すべてのゴルフファンを代表して、フィルミケルソンが彼のキャリアグランドスラムがかかった全米を無事プレイできるよう、貴校の卒業式の日程を6月14日水曜日(もしくはその前)の日程にどうにかして変更していただきたく、お願い申し上げる。
アマンダちゃんの美しいスピーチを聞くため、父としての理想的なふるまいをするため、フィルは全米への参加を取りやめるとのことですが、もし貴校が日程を前倒していただけるのであれば数百万のゴルフファンが感謝の意を表明することでしょう!」
現時点で署名を行っているのは122名のみである。
タイガー・ウッズ 過去最低ランキングに
まあそれどころじゃないと思うけど…
タイガーウッズにとって大変だった一週間がおわったが、6月5日に最新の世界ランキングが発表されたことにより、メジャー14勝のタイガーウッズが世界899位になったということが明らかになった。
このニュースの何が重要かというと、この記録は41歳にしてタイガーウッズの最低記録だということだ。
いままではヒーローワールドチャレンジの前の898位が彼の最低記録だったがその後の大会で15位でフィニッシュし、一気に250位ほど飛び上がることができた。
タイガーウッズは今期の休養を明らかにしているため、ここからさらに落ちることが考えられるが、それよりも「健康問題」が別の方向に行っていることが懸念される。
タイガー・ウッズ逮捕!からのコラム。このタイミングで父アールとのお酒についてのちょっといい話?
タイガー・ウッズ逮捕の報道。
今までの手術歴や欠場などが時系列で並べられてたりそれ何の意味があるの?という記事も乱立してる。
追記:これを書いている途中で声明文発表。処方箋で支給されたものの混合摂取によるものとのこと。
その中でのジェイミーディアズの記事から。滅茶苦茶長い…
「タイガーウッズがDUIにより逮捕されました」
ヘッドラインを聞いて最初は衝撃を受けたが、すぐに多くの人はこのニュースを聞いて「驚くことはない」だろうなと思った。
ここしばらくの間、14回のメジャー優勝を記録したチャンピオンの人生は多難に満ちていたからだ。
テレビに映ったぼさぼさの髪に無精ひげ、半分瞼が下りてきているこのマグショットは一生消えることはないだろう(ありがとうインターネット)
ESPNのデビッドロイドが「これがタイガーウッズのマグショットです。偉大なプレイヤーのうちの一人です。」というとカメラがゆっくりとズームアップし、しばらくその写真を写し続けた。
超人的な自己規律で自らを律してきた偉大なアスリートのはずが、今回は自らをコントロールすることができなかった。我々は「ゴルファー」としてのタイガーでなく「人」としてのタイガーをより気にすべきかもしれない。
(中略するがここではタイガーが今まで「違法行為」をしたことがないこと、過去愛人が「彼はアンビエントいう鎮痛剤+睡眠薬を摂取していた」との告白などがまとめられ、最終的には「セックス中毒」のリハビリセンターにも入ったがその際にアルコール障害に関するリハビリも受けていたはずと書かれている)
タイガーはアルコールの問題について言及したことはない。が,何度か「大人の飲み物」を飲んでいることはほのめかしている。
また2001年には父アールはインタビューで彼の飲酒に関してのジョークを言っている
「私は絶対に禁酒しなきゃいけないと思っているわけじゃないんだ。各々がえらぶことだしね。それに我々の両親はどうやって吞むべきかってのも教えてくれたんだ。」
「まだ私がブルックリンに住んでいるときに、私の友達とその息子が大晦日のパーティーのため我々のところに来てくれたんだ。でその息子がうちにある酒を片っ端から味見し続けるわけだ。その結果彼は病気の犬みたいに震えちゃってね。」
「それを見て私は息子に行ったわけだ。見てみろ、ああやってスコッチ、ラム、ウォッカ、バーボン、カルーアなんかを混ぜて飲むんじゃないぞ。いいもんじゃないから。」
「砂糖とか添加された安物からは離れておくべきだ。そういう酒は効いてきたなってときには、もう気づくには遅すぎるんだ。いい酒を飲むことを覚えろ。いい酒はのみすぎない限り良い利回りが帰ってくるんだ。」
「それからスタンフォードに行くまで彼は一滴たりとも酒を飲まなかったね。」
「だけどある感謝祭のとき、私はベッドでテレビを見ながら飲んでたんだ。であいつが戻ってきたときこう聞くんだよ「何呑んでるんだい?」ってね。で、息子は「それをもらうよ」っていって自分と私の分の飲み物を作ってくれた。もちろん彼は私が何を飲んでるかその時にはわかってたよ。」
「そのあと部屋に戻ってきて「ちょっと歩こう」っていうから公園に向かいベンチに座ったよ。であいつは「僕の最初の一杯はお父さんとシェアしたかっただ」「僕の生まれて初めての一杯であり僕たち二人にとっても初めての一杯だ」っていうんだ。あれは私の人生で一番美しい瞬間だった。」
(後略。元気が出たら追記するかも。)
ゲイリー・プレイヤー ベルンハルト・ランガーの記録に異議あり!
気持ちはわかるけど…
ベルンハルト・ランガーがもしKitchen Aid シニア選手権で勝つことになればジャック・ニクラウスが持っていたシニアでのメジャー勝利記録(8勝)を抜くことになる。
しかし「メジャー」という記録に関して、現在82歳のゲイリープレイヤーは、自らの勝利記録を「9勝」だと強く信じている。これは当時彼が3勝したシニアオープン選手権(Wiki等では全英シニア)がメジャーにカウントされていなかったためである。
前週「Regions Tradition」でランガーが勝利した際「ジャックニクラウスと並ぶ8勝」とアナウンスされたことに、プレイヤーはイラつき、彼の友人からの情報ではエキシビジョンでニクラウスとリー・トレビノとのティーオフで「シニアメジャー6勝」とアナウンスされてことで明らかにがっかりしていたそうだ。
シニアメジャー9勝という数字はゲイリー・プレイヤーにとってとても大事なことだ。
過去まだメジャーとされていなかったシニアオープン選手権3勝含むことで、シニアでのキャリアグランドスラム達成+9勝となりまた一つ伝説を一つ作ることになる。
ゲイリー・プレイヤー曰く「シニアでの9勝+キャリアグランドスラムのほうがレギュラーツアーで自分が持っている9勝+キャリアグランドスラムよりも大事なことだと思っている」
中略
シニアオープン選手権(シニア全英)が過去にさかのぼってメジャーと認められることを彼は願っているが、PGAは2003年以降からのみメジャーとして扱っている。
BMW選手権 アーニー・エルスの陰でブランダン・グレースは…
アーニー・エルスの自己申告罰打は日本語でもどこかにのってたような気もするが、その裏?で…
BMW選手権の初日、アーニー・エルスは12番での自己申告での罰打にて賞賛を受けたが、ブランダン・グレースはビッグネームから厳しい批判を受けることになった。
前マスターズ優勝者ダニ・ウィレット、元ライダーズカップキャプテン ポール・マッギンリーは、グレースの登りからのバンカーショットにおけるフリードロップに対して物申している。
グレースはスタンスをとるため足を砂の潜らせた際に「バンカー底のゴムに足が当たった」と申告し、競技委員はフリードロップを認めた。
その時グレースはトップタイであったが、結果そのバンカーショットは10フィートにつけたもののパーパットは外した。
マッギンリーはそれに対して
「全くばかげている」
「そりゃ足をツイストしつづけてればいつかはバンカーの底に触ってしまうだろうよ。ということはもし悪いライから逃げたいんだったら、ずっと足をひねり続ければいいことになってしまう。それは正しいことではない」
とテレビでコメント。
ダニー・ウィレットはTwitter上で以下の投稿
「(ヨーロピアンツアーアカウントにメンション)今のドロップについて説明してくれません?足をバンカーに底に自分でうめこんだからってこと?」
グレース曰く
「スタンスを取った時に底には1.2インチしか砂がなくて、砂の下のラバー材で足が滑ってしまったんだ」
「ルールはルール、私はルールでアドバンテージを得た、ルールを知っていたことで助けられたんだ。幸いなことにそれで良いドロップを得られた、けど結果はボギーだったけどね。」
「正直いって、バンカーの真ん中で同じようなことが起きて批判が起きるんだったら私も理解できるよ。けどこれは左足上がりだ。これでスタンスをとるのは簡単なことじゃない。」